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建築板金業における基幹技能者の現場等における役割
写真 建築板金業界が目指している自立した責任施工遂行型の金属系建築外装工事業としての建築板金の業種的地位の確立には、根本にある技能について、これをほかとの取り合いで、施主、発注者、設計者、さらにはそのほかの関連業界、地方公共団体、国等、最終的には国民といったように、理解してもらうことが大切です。
そのための努力がまず、工事施工の現場に求められています。言いかえれば、工事施工の現場で「技能の技術化」の任にあたる者が必要になっています。

具体的には

1: 屋根及び外壁を中心とした建築外装の施工を担当する自立した専門工事業を支える中核的人材
2: 建築板金業が目指すべき新しい体質、構造の本質あるいは骨格を成すものとして位置付けられた「責任施工制度」における人材版保証書というべき存在
3: 建築板金業の根本を成す事業用資産である技能を対外的な価値に表現<技能の技術化>する現場における中心的統括的人材として、施主、発注者あるいは設計者の意図を専門技能になじませて円滑・正確に現場定着化<技術の技能化>を図る役割も担い、現場を中心に技能と技術との間を双方向に中継できる能力者として、何よりも熟達した技能者であること

以上のように、工事施工の基幹を担う熟達した人材が建築板金業の基幹技能者としての役割となります。

建築板金業における基幹技能者認定の仕組み
(1)基幹技能者の受講資格

1: 建築板金業界における<直接施工の作業能力(施工に伴って必要となる加工の能力も含む。)>において熟達した技能者であること。具体的には、工事現場における直接施工の作業経験を相当の年月にわたって積んでおり、かつ、職業能力開発促進法に基づく「建築板金一級技能士」であること。
2: 工事現場における安全衛生上の管理を行う事のできる者であること

具体的には

[1]職長教育講習修了者
[2]アーク溶接作業主任者
[3]玉掛技能講習修了者
[4]高所作業車運転技能講習修了者

3: 所属企業が構成員である都道府県組合の理事長並びに同組合員が会員である各ブロックの板金工業組合協議会の会長が、研修対象者(受講対象者)として認めた者であること。

[注]建築板金「基幹技能者」は、施工管理の技術を重要な要件としつつも、この能力は当業界の専門領域に限定して考えるべきとの観点から、建築仕上げの全領域を対象とする「二級施工管理技士」等の建築業法い基づく技術者資格取得者であることを必ずしも必要としません。


(2)研修カリキュラムの内容と研修期間

□  教科全体の内容及びテキストの策定についての考え方
建築板金工事について、優秀な直接施工能力(技能)を既得の基盤としてさらに<施工管理能力(技術)>を積み上げることで、技能の技術化、技術の技能化という現場管理の基幹を支える双方向の能力が習得できるカリキュラムとします。
具体的には、建築一式との係りにおける建築板金工事においての

品質(Q/Quality)
原価(C/Cost)
工程(D/Delivery)
安全(S/Safty)

<QCDS>の各目標を達成するために

計画(P/Plan)
実施(D/Do)
検討(C/Check)
見直し(A/Action)

<PDCA>の各作業がどうでなければならないかを系統的に学ぶ。

□  各教科の内容及びテキストの策定についての考え方
1: 法規/契約図書類
建築工事一式の現場代理人の場合、どのような法律知識が必要であるかとの観点から、建築板金工事の施工現場を支える基幹技能者として必要最低限の法律知識
2: 建築工学基礎/素材・工法
建築計画、建築設備、建築構造、建築素材、設計製図などについて、建築板金工事の施工現場を支える基幹技能者としての関連知識。
3: 施工計画/品質管理/責任施工制度
建築施工全体のフローにおけるQCDS、PDCAについて、建築板金工事はどのように位置付けられ、そこで独自のQCDS、PDCAはどうあるべきかについての知識。また、建築板金業界の「責任施工制度」とQCDS、PDCAとの関連をどのように活用するか。
4: 建築板金「基幹技能者」の役割
・新しい時代の現場管理人像
・建築板金「基幹技能者」の像
・建築板金「基幹技能者」の役割
□  研修期間:2日間(18時間)
[1] 基幹技能者論 60分
[2] 建築の基礎 120分
[3] 関連法規 90分
[4] 契約関連の知識と責任施工制度 120分
[5] 建築板金の材料 120分
[6] 建築板金の工法 120分
[7] 建築板金の施工計画 90分
[8] 建築板金の品質管理・安全管理 90分
[9] 品確法の概要 60分
[10] ペーパーテスト 90分
[11] そのほか(討論会・意見発表) 120分

※・・・カリキュラムの内容は変更となる場合がございます。


(3)基幹技能者資格取得者の更新講習の有無とその内容

建築板金業界では、現在は基幹技能者資格取得者の更新講習については検討中ですが、まずもって全国で2,000名の建築板金「基幹技能者」資格取得者を目標に育成を進めています。

建築板金業における基幹技能者の業務内容
建築板金の基幹技能者は、まず屋根、外壁を中心とした建築外装の施工に直接携わる技能を有する者です。この技能は、加工製造についての直接能力と工事施工についての直接能力とを併せ持つ者です。
そして、基幹技能者は技能者として現場施工に従事しつつ、具体的な作業手順の構成を立案し、実施するほか、一般の技能者に施工上の指示や指導を行います。つまり、技能者として現場施工の中心的な役割と責任を担います。

技能開発計画と今後の基幹技能者の育成
建築板金業界における人づくりは、技能、技術、経営の全般を視野にいれたより幅広いものであり、これまでの長い間取り組んできた 写真「職業訓練」はそれ自体で自足すべきものではなく、それを技能の基礎訓練として、さらに上位の教育訓練が考えられるべきとの方針が打ち出されました。
将来をにらんだ建築板金業における教育訓練の方向で、現実的、具体的に浮かび上がってきたのは、旧建設省から平成7年4月の「建設産業政策大綱」、同年6月の「建設産業構造改善戦略プログラム」、翌平成8年7月の「基幹技能者の確保・育成・活用に関する基本方針」の流れで提言された「基幹技能者」の育成の重要性でした。
この提言の内容には、建築板金業界が自主的に取り組んできた人づくりのための調査研究から明らかにしたものと接点を有する点が極めて多かったことから「職業訓練」の基礎に体系的に積み重ねて「基幹技能者」に取り組みます。


この基幹技能者は により認定されています。


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