恵 英 樹H o m e P a g e > 『 デ ジ カ メ 日 記 』  > <その2>「 只見線、大満足の撮影行 (GTYメンバーと共に・・・) 」


<その2>
「  只見線、大満足の撮影行 (GTYメンバーと共に・・・)  」

◇02月09日(土)・10日(日)
 『 只見線、大満足の撮影行 (GTYメンバーと共に・・・) 』
 With : EOS 40D + EF70-200mm F2.8L USM & EF24-105mm F4L IS USM ・ CASIO EX-Z4


 只見線を一度ジックリと撮影したい!
 その夢が叶いましたので、今回は少々長編になりますがその時の様子などをお届け
させて頂きます。
 
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 9日(土)21時、GTYメンバー4人と東京駅丸の内側の中央郵便局前で待ち合
わせ。
 夕方から降り出した雪があっという間に積もる。そんな悪天候にも関わらず、まず
は5人全員無事に集合。
 
 わざわざ駆けつけて下さった同じGTYメンバーのSトさんに見送られ、一路郡山
市内の東洋健康センターへと向かう。雪が間断なく降り続き、フロントガラス越しに
見る東京の街が白い。
 
 佐野SAで夕食。佐野ラーメンを味わう。
 
 東北自動車道の一部が積雪のため通行止め。暫く4号線を走ったためにかなりの時
間をロス。
 激しく降り続ける雪、凍る路面。。。。
 Kさんにおかれては、極悪の路面と視界が悪い吹雪の中、運転には相当な気苦労を
されたことだと思う。
 
 日付が変わって10日の2時半、当初の予定から2時間遅れて郡山市内の東洋健康
センター着。
 フロント氏曰く、超満員で仮眠部屋は大混雑とのこと。そのために200円の割引。
 明日は磐西のD51か、それともこちらと同じように只見線の「雪まつり号」が目
的なのか。他の客全員が鉄ちゃんに見える。
 
 Kさんと温泉浴場へ。他の3人は早々に仮眠。
 雪見の、それも深夜の露天風呂は格別。久し振りに足を伸ばしての入浴に満足。
 入浴後Kさんは仮眠へ。ロビーでSさんを発見。しばしアルコール類を挟みながら
雑談。
 
 3時半、フロントで2枚の毛布を借りてこちらも仮眠態勢へ。2階に数部屋ある仮
眠室を覗く。いずれも大部屋だがどこも超満員。そんなことは確かめるまでもなく廊
下のあちこちに人々が寝転がっている。
 1階にある浴室入口脇の床に寝転がる。目を閉じてから初めて気付いたのだが、す
ぐ横はゲームセンター。少々ゲーム機特有の電子音が気になったが、眠魔がそれを退
治してくれた。
 
 よく寝たような寝れなかったような。。。。
 6時、頭がスッキリしないまま起床。目覚めのコーヒー代わりとして温泉へ。
 露天風呂上空の空が晴れている。その空を見上げていると写欲が沸いて来た。

 
 10日(日)7時、いざ出陣。
 

 磐越道の磐梯山あたりはものすごい朝靄。中山宿あたりでD51を、と考えている
人たちは頭を悩ませていることと推察。
 磐梯山SAで喜多方ラーメンの朝食。2食続けてのラーメンとなった。
 
 Yさんの知識のもと、只見線会津坂下〜塔寺間でロケハン開始。
 目指すポイントには先客が1人居たが、その方は定番の磐梯山バック狙いらしい。
 その磐梯山は山頂近くまで靄に覆われている。山頂付近にも薄い雲が掛っている。
 我らGTYメンバーはセミプロらしく定番には捉われず、凛とした冷たい空気の影
響で間近に見える飯豊山系をバックに撮影した。
 足跡ひとつない広い雪原の輝きが寝不足を吹き飛ばし、撮影モードが完全に目覚め
た。






 説明の必要がないぐらい超有名な撮影地へ。
 道の駅「尾瀬街道みしま宿」はほぼ満車状態。山腹の鉄塔付近を見上げる。案の定
人がひしめいている。
 
 重たいカメラバックと三脚を携え深雪の登山を開始。
 途中急斜面や雪庇もあり極めて危険かつ困難な雪山登山となった。ズボリと膝まで
埋もれバランスを崩す。態勢を立て直しまた一歩慎重に足を前へ進める。途中数ヶ所
危険な所もあり、かなりの神経と体力を使う。大汗状態。
 
 夢にまで見たお立ち台に立つ。先客は約70人ほど。
 「 只 見 線 只 見 川 第 一 橋 梁 」、 憧れていた風景を見下ろす。
 殆ど流れることがない只見川の水面が僅かに波立ち、その水面に映る橋梁の姿を乱
している。それとも空の雲を映しているのだろうか。多分後者だろう。
 水面に橋の姿が奇麗に映らないのは少々残念だが、こればかりは。。。。



 「只見雪まつり号」は懐かしの「おもいで号塗色」でキハ28・58型気動車。
 通過予定時刻が近づくにつれ、緊張感が高まる。段々周りから話し声が消えていく。
 構図と露出、そして設定を最終チェック。
 タテかヨコか、ロングかアップか。どのレンズを使いどういった構図にするか少々
迷ったが、大きく風景を取り入れることにした。
 
 やがて橋の上に列車が姿を見せる。凄まじいまでのシャッターの音、音、音。。。。
 
 低速で走って来たため、構図を変える余裕があった。列車の位置としては行き過ぎ
た感じで少々バランスが悪い写真になったが。。。。

 欲張って会津西方駅付近と第二橋梁の通過も撮る。



 緊張感が和らぐ。どっと疲れを感じ、雪の急斜面にヘタリ込みたい心境。とりあえ
ずタバコを1本吸う。
 あれっ? 誰も下山しない。次の列車が通過するまでは相当な時間があるはずだが・・・・。
 近くに居た方に尋ねてみた。会津宮下に停車中のラッセル車が走って来るとのこと。
 皆様、よくご存じでいらっしゃる。
 もちろんそれも撮る。水面の表情が先程よりは多少良くなった。





 峻烈かつ過酷を極めた雪山下山になった。
 急斜面を前転しながら転げ落ち動けなくなる者、それを見て恐怖で尻込みし真っ青
になり震え出す者、気が狂って何か叫びながらヤケクソに急斜面を駆け降りる者・・・・・。
 切株や鋭く尖った枝先が「串刺しにしてやるぞぉ〜。次の犠牲者は誰だーーー」と
呟き、深い谷底が「さぁ、次は誰じゃい! 遠慮なく喰ってやるぞぉ!」と大口を開
けて次の生贄を待ち受ける。
 自分はと言うと、1度3メートルぐらい滑落したことと雪に足を取られ右腕を強打
しただけで、無事に麓まで辿り着いた。杖代わりにした三脚の脚の間には雪の塊り。
 メンバー5人、奇跡的に大怪我もなく帰還出来たことを素直に祝う。
 
 「鉄道写真撮影に大怪我はつきもの」と言われているが、まずはメンバー全員、軽
傷の範囲で済んだ。
 
 Kさんお奨めの会津水沼へ。
 雪山急斜面の登下山の緊張から解放され、気楽にスナップ。






 会津中川駅周辺で折り返してくる「只見雪まつり号」を待ちながらロケハン。
 庭の木に積もった雪を下しているご婦人に「昨夜の雪はすごかったですねぇ〜」と
話しかける。「いやいや、この辺じゃこれくらいは・・・・」と仰って額の汗を拭わ
れていた。普段は難解な会津弁で話すのだろうけれど、余所者には標準語を使ってく
れる。

 他の4人はどこで待ち構えているんだろうか、と周りを見渡す。
 雪原の向こうにYさんを発見するも膝から下が見えない。近寄ってみると。。。。
 Yさんの横へお邪魔した。他のカメラマンも徐々に集まり、その数約20人ぐらい
か。






 会津川口でちょっと遅めの昼食。その際にKさんが入場券を5枚購入し、それを我
我に配布して下さった。それは後に使うためだった。

 
 次の撮影地は本名〜会津川口間。

 ここで何を思ったのかHさんが持参のギター(鉄道撮影にギターを持参する人も珍
しい!)を弾きはじめたかと思うと、Sさんはレンズをマイクに見立てて歌い出した。



 会津川口に戻って列車交換のシーンを撮る。先程Kさんが前もって入場券を購入し
て下さっていたお陰でスムーズに構内へ入場。
 この駅は只見川に接していて、何度来てもいい駅だ。といってもこれまでは列車に
乗ってだが・・・・。上下列車ともある程度停車するので、ジックリと撮る。










 早戸温泉「つるの湯」へ。
 熱い湯で、足先から徐々に慣らしながら湯船に入る。肌を突き刺すような湯だった。
 只見川と雪山を愛でながら至福の時間を過ごし、「幸せ」を感じる。
 湯上がりに温泉を飲んでみるとソーダみたいな喉ごし。結構美味かった。

 さて、充実した撮影行が終わろうとしている。締めは郷戸駅での夜間撮影だ。
 駅に進入して来る列車を長時間露光でカッコよく撮ろうとしたが、列車が思ったよ
りも遅くホームに進入してきたので見事なまでの露出オーバーの大失敗作になった。
 
 これじゃあ、列車が来たんだか何かが爆発したんだかわかりゃしない。


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 Kさん、今回は連れて行って頂きまして、本当にありがとうございました。
 そして、運転、お疲れ様でした。
 本文中にも書かせて頂きましたが、猛吹雪の中や睡眠不足での運転はさぞお気を遣
われたことと思います。
 お陰様でいい想い出が出来ました!
 
 Sさん、Hさん、Yさんも、ありがとうございました。
 新入りの私なんか、さぞ足手まといだったかと思います。「ごめんなさい」。
 
 「もう一度只見線を撮りたい!」、 今はその思いで一杯です。









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