国際温泉評論家 山本正隆のココシカ温泉談義
TOP > サイトマップ > _ > 温泉に泊まりながらドイツ・スイス・オーストリアを巡る旅  その3 オーストリアからドイツに戻る (2011)

温泉に泊まりながらドイツ・スイス・オーストリアを巡る旅  その3
             オーストリアからドイツに戻る (2011)
   スイスを西から東へ縦断しオーストリアへ入った。先ずはオーストリアの最高峰グロスグロックナーの展望台を目指した。オーストリアで二ヵ所の温泉に浸かりドイツに戻った。旅の最後はノイシュヴァンシュタイン城を望む温泉である。

温泉に泊まりながらドイツ・スイス・オーストリアを巡る旅  その3
   オーストリアからドイツに戻る

9日目 オーストリア最高峰グロスグロックナー ホフガスタイン温泉

 スクオールから東に向かうとすぐにオーストリアとの国境がある。スイスはEUに加盟していないので道路にちゃんと税関がある。一般に乗用車がそこで止められることはないが、自発的に停めてオーストリア・アウトバーンの通行券(ステッカー)を求めた。滅多にアウトバーンで検問はないのだが、一度つかまって罰金を取られたことがありそれ以来慎重になった。
 ランデックからアウトバーンA12に乗り、途中のサービスエリアでアイスを食べたりしながらインスブルックを通過してヴェルグルまで約120キロを走った。ヴェルグルからはさらに約100キロ、チロルの風景の中をオーストリアの最高峰グロスグロックナー(3,798m)を目指して走った。途中のとあるレストランでランチをしたが。調子の良いマスターがいてグロスグロックナーはもう近いよと勇気づけてくれた。
 グロスグロックナーを観ようとすると「フランツ・ヨーゼフ展望台」へ行くことになっている。有料道路のゲートがあったのでもう近いと思ったのだがどっこい、そこからが大変だった。ヘヤピンの続くアルペンロード(ルート107)を一旦2,505mの峠まで登り、そこからまた急坂を下ったり再度登ったり細いトンネルを抜けたりで、やっと2,350mの展望台に着く。天候はいまいちだったのだが、大きな駐車場には車が溢れていた。
 展望台からグロスグロックナーは間近に見えるはずなのだが、残念ながら山頂は雲に閉ざされていた。しかし展望台のもう一つの売りである「パステルツェ氷河」は良く眺めることができた。というわけでこの展望台には少々物足りない思いをしたが、アプローチのアルペン・ドライブと一体で考えれば大いに満足のいくところだった。帰り道では眼下に、このところ日本でも人気の観光ポイント「ハイリゲンブルート」の村がみえた。
 ホフガスタイン温泉に行く途中大雨に遭った。ガスタイン温泉(Bad Gastein)はオーストリアの温泉としては有名なところだが、そこへの少し手前にホフガスタイン温泉がある。アルペン・テルメという大きなモダンな温泉館があり、以前ガスタイン温泉に泊まった折に立ち寄ったことがある。今回はそのアルペン・テルメに直結した温泉ホテル「ノリカ」に予約を入れた。チェックインが遅くなったので先に夕食を済ませ、ホテルから続いているトンネルを通って温泉に浸かった。

参照――――――オーストリアの名湯 <バート・ガスタイン>――――――
オーストリア、ザルツブルク州の南部に位置するヘーエ・タウエルン国立公園内に、日本でも古くからその名を知られた温泉バート・ガスタインがある。北イタリアのドロミテからタウエルン・トンネルを通ってやってきた。

10
日目 チロルの谷のモダンな温泉 アクァドーム

昨日ドライブしてきた道を引き返して、ヴェルグルからアウトバーンA12に乗った。
インスブルックの手前のサービスエリアのビュッフェでランチをした。インスブルックの先のエッツタールICで降りエッツ谷を南へ遡った。エッツ谷は氷河に閉じ込められていたミイラが発見されたり、オーバーグルグルという面白い名の村があったりして特にスキーファンには有名なチロルのリゾートである。谷は南のイタリア国境山脈まで50キロほど延びているのだが、その中ほどのレンゲンフェルトという町にアクァ・ドームというモダンな温泉がある。
アクァ・ドームにはホテルもある。早めにチェックインして存分に温泉を楽しんだ。

参照―――――チロルの温泉:その2   <アクァドーム>―――――――
 山やスキーの愛好家にとって憧れの地であるオーストリアのチロル地方には、温泉愛浴家にとっても捨てがたい、展望快湯がある。前回はチロルのドイツ国境に近い北寄りの温泉を紹介したが、今回はイタリア国境に近い南寄りの温泉を紹介する。

11
日目 ドイツの最高峰ツークシュピッツを望む村から白鳥城へ

 朝から小雨が降ったりやんだりのぐずついた天気だった。この日はドイツの最高峰であるツークスピッツェ(2,963m)登ろうという計画を持っていた。ツークスピッツェはドイツの最高峰ということになっているが実際はオーストリアとの国境にあって、両側から頂上に登ることができる。それをオーストリア側から登るつもりで、ロープウエーの乗り場のあるエアヴァルトへ行った。峠を一つ越えるとツークスピッツェ山塊が見えてくるのだが山頂付近は厚い雲に覆われている。エアヴァルトのロープウエー乗り場まで行ってみたが、切符売り場で尋ねると今日も明日も山頂が晴れることは期待できないという。客のいないゴンドラは運行していたが、見ていると昇りはじめるとすぐに雲の中に消えてしまう。諦めて売店で絵葉書を買っただけで引き返した。
 国境を越えてドイツに入り、有名なノイシュヴァンシュタイン城のあるホーエン・シュヴァンガウへ行った。ツークスピッツェに登るのを諦めたため、翌日に予定していたお城の観光を今日しようというわけである。雨が降っていたが土曜日とあって混んでいた。お城への入場券も2時間30分後のしかとれなかった。駐車場にはなんとか入れたが、ランチ処はテーブルを見つけるのがたいへんだった。お城に登るバスも雨の中30分も並ばねばならなかった。
 ノイシュヴァンシュタイン城はドイツのNo.1観光地であるし、城の麓のシュヴァンガウには良い温泉があるので、海外の温泉に行きたいという良い人を案内してこれまでに数回訪れている。お城を観るといってバス乗り場に並んだ同行の美女3人を見送って先にホテル「ケーニッヒ・ルートヴィッヒ」に行ってチェックインした。昨年泊まったホテルと同じなのだが、新しくスパを造り、食堂などもリニューアルしていた。
 お城の見物が終わった頃を見計らってお城の下まで美女を迎えにいった。ホテルに戻って新設のスパを楽しんだ。プールは屋内・屋外に大きく展開しているが温度設定はちょっと低すぎる。サウナはなかなか充実していたが残念なことにホットタブはない。プールはミネラルウォーターだということだから、日本でいえば温泉である。昨年はなかった初めての施設だからこれで一挙に海外104湯になった。
 
12日目 世界遺産ヴィーズ教会のミサ

 シュヴァンガウから世界遺産のヴィーズ教会は30分かからずに行ける距離だ。朝行ってみた。日曜の朝とて地元の人達が民族衣装の正装して集まりミサをやっていた。聖歌隊の讃美歌も美しいハーモニーを響かせていた。ヴィーズ教会は内部の装飾の美しさが売りなのだが、ミサに立ち会えたのは改めて敬意をいだくことになった。
 シュヴァンガウに戻ってテーゲルベルク展望台へ昇った。このロープウエーに乗ると、普通は観ることのできないノイシュヴァンシュタイン城の正面の姿を見ることができる。背後にアルプ湖とホーエンシュヴァンガウ城を一緒に写真に収めることができるのである。
展望台から上にテーゲルベルクの頂上が見えているのだが風が強くて山好きの美女たちも行くのをためらった。展望レストハウスで南ドイツの平原を睥睨しながらランチをした。
 一旦ホテルに戻ってからかねてより国際温泉評論家一押しの温泉「クリスタル・テルメ」に行った。今回の旅の仕上げの温泉である。休日だからかいつになく混んでいた。屋外にある流れるプールや、塩分12%というプールに身体を浮かべたりして遊んだ後、2階にあるサウナゾーンにいった。そこにはお城を望む展望露天があってこれがなかなか快適なのである。しかし混んだ日はその露天も満員だった。
 
参照―――ロマンチック街道のハイライト<白鳥城を望むシュヴァンガウ温泉>
  ドイツの旅はロマンチック街道が人気No.1である。街道の南端にある白鳥城はハイライトになっているが、そこには良い温泉がある。ドイツアルプスの岩峰を背景にしたお城を望む、素晴らしい展望風呂がある。

13日目 帰国便搭乗
 
 毎日温泉に浸かりながら、山岳ヴューを求めて旅をしているので、13日目ともなるとさすがに疲れてくる。シュヴァンガウからミュンヘン空港までは3時間ほどで行ける。朝、辺りを散歩してからゆっくりとホテルを発った。途中で珈琲ブレイクをしながら空港に着きレンタカーを返却してから遅いランチを兼ねて無事を祝って乾杯をした。
 

<< 戻る >>

*