国際温泉評論家 山本正隆の日本ココシカ温泉談義
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信州美麻温泉 <もくじき荘>

       信州美麻温泉 <もくじき荘>

 最近大町市に併合された美麻村には「美麻温泉」を名乗る温泉が二つある。その一つはオリンピック道路脇の道の駅にある「美麻温泉・ぽかぽかランド」という立ち寄り温泉館である。露天風呂からちらりと鹿島槍が望めるいい温泉である。もう一つは「信州美麻温泉・もくじき荘」という宿泊施設の温泉である。美麻温泉の元祖はこちららしい。美麻温泉と言う名を広めたいと後発のぼかぼかランドに名前の使用を許したのだと言う。仲間がが入ってきて良かったといっていたのを思い出して、大町市になった信州美麻温泉へ行ってきた。
 もくじき荘は大町から東の国道19号へ抜ける県道大町川口線(394号線)の脇にある一軒宿である。KC(青木湖畔にある山小屋)からは木崎湖から左折して、信行の蕎麦処を通過し突き当たって右折して大町川口線に出るのが近そうだ。近くのお堂にあった「もくじき像」に因んだ名前だそうが、残念なことにその「もくじき像」は三年前に盗まれてしまったという。困ったものだ。秋にはきのこ狩の拠点として人気の高い宿のようだがその他の季節にはあまり客がこないらしい。
 日曜日の昼前だったが、受付には誰もいないというのんびりした雰囲気が良い。思いのほか露天風呂の造りは良い。大きな岩を配した浴槽もよくできているし、自然の山を背景にした庭もよく手入れされている。湯は「炭酸水素塩泉」で加熱・循環という長野県温泉協会の認定書が標示されている。細かい成分表などの標示はないが透明の気持の良い湯が湯船を満たしていた。泉源から20℃の湯を300m程引いてきて加熱しているという。加熱は夜中も停めない方がコスト的にお得ということで、24H入浴可能なのが泊まり客にはなによりのもてなしである。温泉を売りにした施設ではないようだが、パンフレットにはしっかりと美人の入浴シーンが載っているし、静で癒しにはよい温泉だった。
 信州でのランチは普通蕎麦なのだがもう蕎麦は飽きたという連れがいたので、ランチは浴後にもくじき荘の食堂で日替わり定食にした。普通の場合は信行へ戻るか、そのまま県道を川口(国道19号)に向けて下った左右(そう)には美味しい地蕎麦がある。どちらも秋には新蕎麦祭りをやっている。

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