国際温泉評論家 山本正隆のココシカ温泉談義
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第79回 信泉会 2015/fall  姫川の紅葉を訪ねる
         
              
姫川温泉・白馬荘







 姫川の秋色を訪ねて姫川温泉に行った。集合場所に手違いはあったがちゃんと蕎麦ランチをして文化人らしく「ちひろ美術館」で珈琲を喫した。小谷温泉の秋色露天にも立ち寄った。泊まっているうちに雪が降ったと見えて後立山連峰はきれいな雪化粧だった。街道筋には真っ赤リンゴがたわわだった。
蕎麦屋に集合

  信泉会はこのところ集合場所を温泉に設定して、お湯に浸かりながらみんなの到着を待つというスタイルを習わしとしている。今回は安曇野・松川村にある「すずむし荘」に設定していた。「すずむし荘」にはレストランンも宿泊施設もある。営業中だから問題ないと思い込んでいたら、温泉だけが改修工事とかでクローズだった。中央道組は事故渋滞に巻き込まれとても集合時間に間に合いそうもなかった。早く着いた関越道組からの連絡で温泉は諦め、迷わず蕎麦屋(青崎荘)での集合に切り替えた。

 山麓道路から少し山の中に入った目立たないところにある蕎麦処「青崎荘」も、安曇野ブームで人気が出たらしくリニューアルされていたし駐車場も満杯だった。松川村ではちょうど「新そば祭り」の開催中で、そのことも影響していたかもしれない。幹事長がちゃんと予約を入れていたので、待つこともなく美味しい信州の新そばを味わうことができた。
 

ちひろ美術館

 信泉会はもともと信州の温泉・自然・文化を愛でる会である。文化については蕎麦を食することで済ますこともあるが、気の利いた美術館などあれば必ず寄ることになっている。春には諏訪湖畔の原田泰司美術館だったが、今回は蕎麦の後「ちひろ美術館」へ寄った。この美術館は信泉会では2度目であるが、今回は初めての女性メンバーも多く要望も多かった。リニューアルされてはいるがメルヘン的な雰囲気はそのままである。信泉会も長く続いているとメンバーも歳をとってくる。孫のみやげに絵本を買ったりするシーンもほほえましい。庭に続いた喫茶室で珈琲を喫した。

 

姫川温泉・白馬荘

 山麓道路でそのまま大町をバイパスして木崎湖へ抜け、国道148を北上して姫川温泉に行った。姫川温泉は信州の北端の小谷村にあり姫川の右岸にある。国道は左岸を通っていてそこは新潟県である。すなわちこの辺り川が県境になっていて、川の右岸(東側)が信州で左岸(西側)が越後である。国道から右折して川岸に下り、小さな橋を渡ると姫川温泉である。温泉宿が2軒並んでいて奥の方が今回の宿「白馬荘」だった。ネットで調べて露天の造りがよさそうだったので決めた。姫川温泉にはこの2軒とは別に少し上流に好い露天を擁した宿があって、信泉会では30年前、第22回(1986 spring)に泊まったことがある。しかしその宿はその後水害で流され、再建したのが対岸だったため信州ではなくなった。
 白馬荘の露天は川岸にあり、広くて透明な湯がかけ流されていてなかなか良かった。信泉会はこれまで露天を重視してきた。そうした中でこの露天は上位にランクされよう。残念なのは内湯と離れており、途中に階段の上り下りがあったりして裸のままで往来できないことである。
 
 

小谷温泉・露天風呂

 翌日は快晴だった。今回のテーマである秋色を究めようと、姫川の支流・中谷川を遡り小谷温泉の露天風呂へ行った。ふるさと創生などの国費を投じて出来た露天で、当初は文字通り秘湯だったがその後すっかり有名になり、いまや入浴客もひっきりなしである。信泉会では小谷温泉には4度泊まったことがある。最初は1979年でその時露天風呂はなかった。それから9年後、1988年に行った時には露天風呂ができていた。その後脱衣小屋ができたり駐車場が整備されたりしたが岩風呂の造りは変っていない。立ち寄りでこの露天に浸かるのは今回が初めてである。目論見通り紅葉の露天は素晴らしかった。
 

蕎麦屋で解散

 小谷温泉から下り始めると後立山連峰が見渡せる絶景ポイントがある。昨夜降った雨で白馬岳から鎗ヶ岳辺りまでは真っ白になっていたが、五竜岳や鹿島槍ヶ岳は黒々と聳えていた。北の方だけ降ったのだろう。
 

 安曇野に下りると、道すがら左右に広がる真っ赤なリンゴが気になる。行きつけの下條農園に寄って、安く売られている美味しい訳ありリンゴを買った。最後に柏矢町の蕎麦処「安留賀」でランチをして解散した。
 


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